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脂肪吸引は
部分痩身法の代表的な方法です。あらゆる非手術法が開発され、一時話題となることが多い中、手術法にまさる効果は未だに見たことがなく、これから当分はないでしょう。
脂肪吸引(腹部全体+ウェイスト)前後
副作用・リスク:はれや痛み1~2週間,必ず内出血2週間前後あり
特に
腹部と
大腿部は吸引量が多いため即効性があり、翌日の包帯除去からでもその効果は明らかです。そして、これらの2大部位には脂肪吸引をすることにより
新陳代謝改善にもつながる間接的な効果があり、ダイエットしやすい体質改善も期待できます。しかし、安全性を確保するため大量吸引を避け、腹部と大腿部を別々に行うことをおすすめします。
脂肪吸引(大腿部全体)前後
副作用・リスク:はれや痛み1~2週間,必ず内出血2週間前後あり
当処置は広範囲のため、最低でも血液検査が必要となります。全身麻酔で行う場合、その他に、心電図、X線、尿検査などの身体検査などが必要です。
当院では安心で体に優しい繊細な吸引法である
シリンジ方式を採用しています。
実際の処置:
写真にある
シリンジと
吸引管を使い、
深層脂肪(deep fat layer, LFD localized fat deposit とも)をめがけて吸引をすると、主に脂肪細胞がきれいに吸われるのがこの吸引法の特徴となります。吸引機器とちがい、優しい脂肪吸引術となっており、血管や神経破壊を最小限にして選択的に脂肪だけが取り除かれます。
吸引管のサイズとしては2~4mmとなっていて、比較的細めの管が使われています。部位別で管を使い分けていきます。
腹部腰部の場合、
上腹部、
下腹部そして
側腹腰部の3か所に深部脂肪層が存在し、処置もこの
3部位に分けて進めていきます。
上腹部のために臍内に1か所、下腹部には鼠経部との境界で2ヶ所、腰部には下部に1ヶ所ずつの4mmほどの切開創にスキンプロテクターを付けて吸引管の挿入部とします。
大腿部は
内側と
外側に分けます。
内側吸引には鼠経部に1ヶ所ずつの4mm切開をし、主に太ももの内側上部に集中して吸引をし、左右間の開きを広げるためです。内側の下半分にはほとんど深部脂肪層がないため上部に合わせる程度の吸引にします。上部と同じくらいに一所懸命に吸引すると凹みやすいので注意が必要です。
大腿部前面(大腿四頭筋前面)も大腿内側の吸引孔からも吸引できるため内側の範囲に含まれます。深部脂肪層少ないですが、広く薄く取れば側面からみた変化は変わるので凄く喜ばれます。
大腿外側部は臀部外側に各1ヶ所、臀溝にも各1ヶ所の吸引孔をあけます。
臀部外側の孔から思い切り大腿外側の深部脂肪層を吸引します。ここが一番変化が出しやすい部分です。とくにアジア人にとってこの部分が真後ろからストレートに見えるのが憧れですが、アジア人以外の人、とくに北米南米系はここをわざとシリコンなどで出っ張らすくらい減らしたくない部位です。だから西洋人は大腿外側の吸引を好まない人が多いです。。
臀溝からは大腿内側の後部も吸引しますが、臀溝下の部位の吸引にも使われます。臀溝下は深部脂肪層少ないため吸引しすぎないように要注意です。
腹部全体も大腿全体も、もちろん体系によるものもありますが、それぞれ2000cc前後とれれば自然で劇的な変化が見られます。それ以上吸引するのは可能ですが、浅層脂肪を触ることになり、出血や漿液腫が溜まりやすくなり、感染の原因に、そして凹凸などの不自然な見栄えや感触の原因になりかねないので欲張らないことをおすすめします。
上腕の全周の脂肪吸引は三頭筋の前面も行うことでさらに効果が実感できるようになりますが、この筋肉の前はあまり深層脂肪がないため、慎重に吸引を進める必要があります。凹凸の原因になりやすいため、浅すぎる吸引は要注意です。
脂肪吸引(上腕)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1~2週間あり,
必ず内出血2週間前後あり
二の腕をフルに吸引できる量は、体型の差にもよりますが、普通体型で両側約600ccを吸引すれば、良い結果は得られるでしょう。もちろんこれ以上に取ることもできますが、凹凸や不自然さ、そしてその他の急性期の副作用の原因となり得ますのでおすすめではありません。数か月の圧迫によりよい結果が得られやすくなりますが、大腿部よりは脂肪が多くはないため、効果は遅く出ることが多いです。二の腕用のサポーターは市販でほとんど売られていないため、医療用サポーターを使うことが多いです。
脂肪吸引は一晩しっかりと包帯圧迫した後、最低3か月ほどボディースーツやガードルなどで圧迫が必要です。そうすることで吸引層の出血や漿液の貯留ができにくく、凹凸の原因となり得る脂肪層の著しい瘢痕形成を防ぐことができ、スムーズで均一な皮膚表面が実現できます。数mmの吸引孔は簡単で細かい縫合がされていて、翌日よりバンドエイドのみで保護が可能で、洗浄が可能となります。7日目に抜糸です。
脂肪吸引は簡単な処置だと思われ、経験の浅い手術者も行うことが多いですが、深層脂肪を上手くターゲットにできるのはある程度の年数が経ってからになります。取り過ぎないように心がけることがだいたいの手術者の意見ですが、効果があまり見られない場合も多いです。吸引し過ぎるとまた凹凸といった副作用の原因となり得るので、取り足りない方が取り過ぎより修正が効くという考え方が基本になります。ただ一回で済まさないといけない処置を何回もやりたくないところもあります。こういったところの兼ね合いは経験のみが解決すると思われ、やはり当処置は簡単ではないことがわかります。あと、欲張って広範囲の部位(例えば、腹部+大腿部)の吸引は事故の原因となりますので注意が必要です。
処置費用
|
|
税抜 |
税込 |
脂肪吸引 |
上腹部 |
250000円 |
275000円 |
|
下腹部 |
300000円 |
330000円 |
|
側腹部・腰部 |
300000円 |
330000円 |
|
上下腹部 |
470000円 |
517000円 |
|
下腹部+腰部 |
500000円 |
550000円 |
|
上下腹部+腰部 |
650000円 |
715000円 |
|
大腿内側 |
300000円 |
330000円 |
|
大腿外側 |
300000円 |
330000円 |
|
内側 + 外側 |
500000円 |
550000円 |
|
+臀部 |
+50000円 |
+55000円 |
|
二の腕両側(フル) |
300000円 |
330000円 |
BMI(Body Mass Index) 28以上の場合 +30000円(税込33000円)
超音波機器の補助下で吸引希望の場合 +100000円(税込110000円)
全身麻酔代 50000円(税込55000円)
余分脂肪対策
ミニライポとは
小部分脂肪吸引のことで、やり方は通常の脂肪吸引と変わらないが、ホホ、二の腕や足首などの脂肪が少ない部分だけ気になる場合に行います。ほんの少しの吸引で済むため、30分以内で終わり、使用する薬剤も通常の脂肪吸引の十分の一以下で済みます。非手術法のレーザーや超音波などの機器的方法や脂肪溶解注射などで効果があまり感じられないため、ミニライポは米国などをはじめとする美容先進国で話題となっています。確実性がある上、脂肪溶解などに比べ使用する薬剤は少ないため、低リスクでもあります。局所麻酔ですれば、術後すぐ帰宅可能、検査必要なく、問診のみとなります。
当院では
シリンジ式脂肪吸引(上記脂肪吸引に記載)で行い、脂肪組織だけでなく、他の繊維組織、血管や神経などに優しい処置法となっていて、内出血も少なく、回復も早いです。
だいたい手のひらサイズまでで収まるサイズがミニライポの対象となり、吸引時間はおよそ2~30分で終了します。
手のひらサイズ
手のひらサイズ
ミニライポが可能な各部位は次の通りです:
ホホ
ミニライポ前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
ホホのミニライポは耳たぶの後ろから行います。局所麻酔を数分ほどで注入したあと、
一番小さいシリンジを利用し、吸引管も一番細い2mmを使い、吸引自体は5~10分ほどで終了します。
両側で10cc前後の吸引脂肪があれば、効果的です。それ以上を吸引するのは可能ですが、数年後、凹みの原因となりますので取り過ぎに注意が必要です。
術後の包帯圧迫は一晩行い、翌日からバンド圧迫に切り替え、圧迫期間が長ければ長いほどよいのですが、見える部分であるため最低1週間はあった方がよいでしょう。圧迫なしで終わるクリニックもありますが、腫れがかなり目立つ感じとなり、引くのが長くなり、組織内瘢痕化も強くなるので効果があまり見られない場合があります。かなり小さい糸で吸引孔を縫い、1週間ころに抜糸します。
ホホは他の体の部分に比べ脂肪が相対的に少ない分、効果がわかるのは数か月後となります。その間、吸引前と変わらずかややむくみ気味です。
下ホホタルミ (ジョール、言われるブルドッグ様下ホホタルミのミニ・ミニライポ)
ミニライポ前 マーキング ミニライポ後
副作用・リスク:むくみや軽度痛は数日間、まれに内出血の場合1週間弱あり
加齢による下ホホのタルミはタルミとりの手術法であるフェイスリフトがよく効果を発揮する部分です。(フェイスリフトの説明はここを参照)
ただ、フェイスリフトは美容手術の中でも手のかかる手法の代表的なものとなっていて、なかなか踏み切れない方が多いのは確かです。この場合、特にタルミが少ない場合は、簡単な脂肪除去でボリュームをダウンさせるだけで効果を得ることも可能となります。
具体的には、ホホのミニライポをさらに小さくした範囲で行われるため、かなり小さなシリンジと管穴で可能なため、遠い耳後ろからでなく、吸引部のすぐ内側の顎骨部の下で皮膚に2mm程の管用の穴を開き、数分程度のミニシリンジ吸引を行います。
もちろん、局所麻酔で行います。
吸引量はかなり少なく、数ccもいかないほどです。
術後圧迫は一晩のガーゼとテープで良く、マスクで隠せる状態です。圧迫なしで経過をみると、腫れ目立つ感じとなり、引くのが長くなります。
針穴程度の跡となりますので、とくに縫合の必要はなく、抜糸もなしです。
一週間は次のようなテープ圧迫をした方が良いでしょう。
下ホホは脂肪組織が少ないため、効果がわかるのは数か月後となります。その間、吸引前と変わらずかややむくみ気味です。
バッカルファット除去
バッカルファットはホホ骨の下に存在するファットパッド(脂肪体、脂肪塊)のことです。
上顎の第二臼歯の口腔前庭に1-2cmほどの切開を入れ、頬骨の下をめがけてバッカルファットの下部一部を吸引しながら除去する方法となります。
バッカルファット除去前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
バッカルファット除去は頬骨下をこけさせるような小顔効果があり、口をつぼめてホホを狭める動作をするときにみられる凹みがバッカルファット除去の効果に近いところがあります。ホホ下脂肪(ジョール)のふくらみが取れるわけではないのしっかりした下あごのラインが残り、ホホ全体の輪郭は四角っぽくなった状態でホホが少しこけるような見た目になります。
バッカルファット除去前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
ですので、日本人好みの卵型または楕円形っぽい形にするには、ホホのミニライポ又はホホ下(ジョール)のミニ・ミニライポ(上記参照)の併用が必要となります。
バッカルファット+ジョールファット除去前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
バッカルファット除去は最初のころすごく良かったとしても、年単位で、または加齢によりホホのこけ具合が目立ってきて、とくに日本人にとって老けた印象を与えることがよくあるので、決断には注意が必要です。脂肪注入法で補うことも可能ですが、完璧な対処法ではないことを念頭に置く必要があります。
30年くらい前から行われている処置法ですが、最近、ハリウッド女優の間や欧米のSNSなどで流行りだして、人気がまた再燃した状況です。
口腔内の傷跡は見えないところであり、治りもすごく良いため、吸収糸(溶ける糸)で縫合し、4~5日のイソジンガーグルで様子を見ます。包帯圧迫などは必要ないですが、念のため1晩か数日、出血や内出血を予防のためバンド圧迫したほうがよいでしょう。効果が分かるようになるのは直後からでも微妙に分かるところもあり、ただその数週間か数か月でむくみや内出血があるため、実際の効果が現れるのはその期間ほどかかります。
アゴ下ミニ・ミニライポ(首)
アゴ下+首のミニライポは比較的需要の多い処置です。小顔が好まれるこの時代には余計に垂れ下がっているものは気になりますし、また加齢とともにたるみやすい部分であるため目立たないように予防するには脂肪吸引も効果的です。
ミニライポ(アゴ下+首)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
アゴの直下に1ヶ所の4mmほどの孔を作り、ここから吸引します。傷跡を心配の方もいますが、ここは正面から見えにくく、下から覗かない限り見えません。またこの部位は治りがすごく良いため、ケロイド体質でなければ数か月後じっとみても傷跡が分からなくなるくらい回復します。
方法は上記のホホ吸引と同様、一番小さいシリンジと吸引管でし、5~7cc前後の吸引量でも効果がわかりやすいです。もちろん、体型にもよります。アゴ下の部位はホホと違い、ある程度吸引しても凹凸にはならず、効果が出しやすくなります。
最低1週間ほどバンド圧迫をします。1週間後に抜糸があります。
アゴ下のみの小範囲で限定されるミニライポはミニ・ミニライポと当院で呼ばれ、かなりの狭い範囲となるため、実際の吸引時間は数分で終わります。吸引孔は針穴程度となるため、縫合はなく、抜糸もないわけです。
ミニ・ミニライポ(アゴ下)
副作用・リスク:むくみや軽度痛は数日間、
まれに内出血の場合1週間弱あり
圧迫は1週間のテープ圧迫で済み、マスクで隠せる程度となります(上記ホホ下ミニ・ミニライポと同様)。ご自宅では可能な限りフェイスバンドで圧迫した方が治りは早いでしょう。
アゴ下用の脂肪溶解注射(メソセラピー)が米国ではやっていて、デオキシコール酸を使った処置となっていて、今のところ非手術法の中で一番効果的なものだと言われています。5~6回ほど1か月毎の注射となっていて、それでも効果のほどはミニライポには太刀打ちできないものとなっています。メソセラピーは、どうしても手術はだめ、ミニ・ミニライポでもだめ、という方におすすめです。
上腕(二の腕)
二の腕のミニライポはワキ近くのほんの少しの脂肪だけを取りたいときにおすすめする処置です。二の腕1周を吸引したい場合、フルの二の腕脂肪吸引(上記脂肪吸引参照)が必要となります。また、皮膚のタルミが少ない場合は吸引でも引き締まりますが、著しいタルミにときはタルミとりが必要となります。(下記のミニ皮切り参照)
ミニライポ(二の腕)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
中ほどの太さの3mm吸引管を利用し、ミニライポですと両側約2~300cc前後吸引出来れば効果的です。もちろん一周するフル吸引となるとこの限りではありません。
上腕ミニライポの吸引孔は肘後ろにつくり、実際の吸引時間は両側で10~20分程となります。一晩の包帯圧迫があり、腫れは1~2週間あって、とくにワキと肘の近くは内出血が見られることがあります。
二の腕ミニライポは極端な量を吸引する処置ではないので、効果がわかるようになるのは数か月後となります。その間サポーターによる圧迫が必要となります。
メソセラピーや超音波による非手術法を考える方も多く、実際にやることもありますが、これらの方法は何回もの治療回数が必要となり、注射による処置も含まれるので、結局ミニライポと同じになります。しかもミニライポは一回で終わり、結果も非手術法の何十倍も良いわけです。
ワキまわり
ワキまわりのミニライポは二の腕のと一緒によく行われるところです。敏感なところで痛みが出やすく、目いっぱい麻酔を加えた方がいい部位です。しかも、内出血が出やすいところでもあります。正直、やりたくない部分ですね...
ミニライポ(ワキまわり)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
やり方もほとんど上腕ミニライポと同様で、ただ吸引量はそんなにない場所です。両側で100cc吸引出来ればいい方です。
経過は内出血により長くなることがあります。たまに3~4週目まで残ることががあります。
二の腕と一緒に行うことが多いので、二の腕用サポーターで圧迫しますが、これがまたあまりうまくいかないので、マンマバンド(豊胸術用バンド)を使うと効果てきめんです。
翌日まで包帯圧迫で、7日目に抜糸です。
バストとバストよこ
バストのよこだけミニライポしたいという女性はたまにいますが、写真のようにだいたい男性の女性化乳房と一緒にバストとバストよこのミニライポを行うことが多いです。この場合、劇的効果を得るにはやはり乳房組織も一緒に除去するといいです。
ミニライポ(女性化乳房)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
使うシリンジは上腕やワキ下を同じサイズで、各部位はワキ下と同程度の吸引量で、だいたい100cc前後、もちろん体型にもよります。
一晩の包帯圧迫後、数か月のサポーター圧迫が重要です。1週間後に抜糸があります。これらの部位、とくにバストよこはワキ下と同様、内出血しやすいので、2-3週間まで腫れは残ることがよくあります。
ブラ下
ブラ下または背中下部のミニライポはバストよこと同じ要領で行います。フルの腰部脂肪吸引と同時に行うことが多いです。
ミニライポ(ブラ下)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
吸引量はほとんどワキ下と同じく、普通体型で100~200ccが吸引されれば効果的です。
一晩の包帯圧迫の後、数か月のサポーター圧迫をし、数か月で効果がわかります。1週間後に抜糸です。比較的内出血しやすい部位ですが、ワキ下やバストよこほどではないです。
下腹部一部
もともとスリムだけどほんの少し臍周りの脂肪を取りたい、というときに活躍するのがミニライポです。非手術法機器などはこの部分のデザインされたものですが、やはり劇的な効果のミニライポには勝てません。
ミニライポ(下腹部)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
フルの下腹部脂肪吸引と違って、下側に1ヶ所ほどの4mm孔でできます。吸引量はおよそ100~200㏄とれれば、効果的です。
一晩の包帯圧迫のあと、数か月サポーターかまたはフィットした下着で圧迫しても構いません。1週間後に抜糸です。よっぽどの体質でなければ、内出血は少ない部位です。
翌日の包帯除去からでもなんとなく効果がわかります。やはり本格的な効果は2-3か月後になります。
上腹部一部
シックスパックも夢ではないかも...もちろん腹筋も鍛えないといけないのですが、その下準備として手っ取り早いのが上腹部のミニライポです。
ミニライポ(上腹部)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
おへそからの1ヶ所の小さな吸引孔から100~200㏄の吸引量で夢の6パックに近づきます。
同じく1晩の包帯圧迫と数か月、簡単なサポーター下着のようなもので圧迫すれば、効果が分かってきます。腫れは下腹部同様、1~2週間程度です。
ウェスト一部
ウェストまたは腰部は下腹と同様、すぐ脂肪が目立つところでありますが、しかし下腹ほどダイエットでふくらみを落としやすくない部位です。非手術法のメソセラピーや機器による脂肪細胞破壊を試みても余分皮膚や繊維組織がなかなかとれないため、いつまでも同じ形をしています。よっぽど多めに脂肪を減らさないと成果が見られない部分ですね。
そこで脂肪吸引の出番です。本格的なクビレを得るにはフルの腰部吸引が必要ですが、ちょっとだけでもウェストラインの凸をストレートに近づけたい場合はミニライポでもいいわけです。
ミニライポ(ウェイスト)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
ミニライポで両側200ccだけでもかなり違います。実際の吸引時間はそれぞれ約10分、合わせて20分以内で終わるでしょう。
一晩の包帯圧迫後、数か月のサポーター又はタイトな下着圧迫で効果が徐々に現れてきます。翌日の包帯圧迫後からでもシャワーは大丈夫で、1週間後に抜糸です。下腹よりは内出血が出やすいため、1-2週間の腫れはあるでしょう。
陰部
三段腹は誰でもいやでしょうが、その下に4段目があるとさらにきついですよね。
陰部の出っ張りが気になる方は意外と多いです。ただ恥ずかしく思う場合があり、中々踏み切れないところがあります。
気になる方の理由はやはり見た目または美容上の問題がメインですね。若い方の場合は、更衣室や温泉などで見られるのがみっともないとか、とくに男性諸君の男性らしさが埋もれて自信が持てないとか、あと、高齢の方は終活の一環として、他人に着替えて貰ったときのことが気になるようです。
ワキ下とかと同様な状態で、中くらいの3mmの吸引管を使ったシリンジ式脂肪吸引で繊細な吸引法がおすすめです。血管や神経が豊富なため極力ダメージは避けて行うべき部位となります。鼠経部の両側から小さな4mmの吸引孔をつくり、または、下腹部と一緒によく行われることが多いので、下腹と同じ吸引孔でできます。
1晩の包帯圧迫後、翌日から専用サポーターを利用し、1~2週間はきつめに圧迫することを勧めます。その後数か月はタイトな下着で圧迫すると良いでしょう。内出血しやすい部位であるため、2~3週間は内出血が見えることがあり、吸引していない陰部下部まで下がってきます。
1週間後に抜糸で、翌日の包帯除去後から簡単なシャワーは可能です。
臀部
臀部はその形や見た目から脂肪が多く取れそうな感じに見えますが、吸引しすぎるとたるみやすい部位でもありますのでミニライポで十分です。広く薄くという感覚で吸引を行うべきところで、とくに下側の臀溝付近は脂肪を取り過ぎるとその分だけ皮膚は引き締まらないため要注意となります。
ミニライポ(臀部)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
ちなみに欧米では、大腿外側と同様、ふくよかな臀部は好まれるため、あまり吸引は行わない部位です。
吸引は上腕と同じく中ほどの3mmの吸引管で行い、ゆっくりと均一になるよう、広く薄く、約100~200ccとれれば十分な引き締め感が得られます。
一晩の包帯圧迫後、数か月、タイトな下着で圧迫すると、たるまずに効果的な結果が見えてきます。翌日から簡単なシャワーは可能で、内出血やはれは下腹部同様、普通に1~2週間目立つ場合があります。
大腿内側一部
大腿内側はフルの脂肪吸引でやることが多いですが、もともと痩せていて、どうしても内側上部だけ細くならないときに、ミニライポをお勧めすることがあります。
ミニライポ(大腿内側一部)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
二の腕と同じ感覚で、両側で約2~300ccを吸引できれば効果的です。鼠経部下部に小さな数mmの吸引孔を一か所をつくり、中ほどの大きさの吸引管で吸引を行います。
一晩の包帯圧迫後、数か月のフィットした下着かガードルで数か月間、圧迫をすると、きれいに大腿内側が細くなり、股の間の開きが開いてきます。はれや内出血は普通で、1~2週ほどで目立たなくなります。翌日から簡単なシャワーは可能で、1週間後に抜糸です。
大腿外側一部
大腿外側は、とくに女性では脂肪が豊富なため効果的な脂肪吸引ができますが、できればフルで行うことをおすすめします。どうしても一部だけを取りたい場合はミニライポの対象となり、小範囲のためフルよりは比較的回復が早く、効果も早い段階からでもわかります。
ミニライポ(大腿外側一部)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
吸引孔は数ミリほどヒップ下部から行い、大き目な4mmの吸引管を使い、両側で300~400㏄を吸引できれば、効果をみることができます。
一晩の包帯圧迫後、数か月ほどガードルなどの圧迫下着で様子を見て、はれや内出血は普通に1~2週間で目立たなくなることが多いです。翌日から簡単なシャワーは可能で、1週間後に抜糸です。
大腿前面
大腿前面は大腿四頭筋の平面に少ない深層脂肪がのっかっている状態のため多くは吸引できませんが、前面でよく見えるため、ある程度平たくなると嬉しいものです。
ミニライポ(大腿前面)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
ワキ下と同様、両側で200cc前後吸引できれば効果がわかります。
鼠経部下部に吸引孔を作って、大き目の4mmの吸引管で吸引できます。
一晩の包帯圧迫後、数か月ガードルなどの圧迫下着に圧迫すると3か月目に目に見える変化が得られます。はれや内出血はそんなになく、あれば、1~2週間で引くのが通常です。1週間後に抜糸です。
膝よこ・上
膝横と膝上部は一緒に行うことが多いですが、膝よこはよく取れて、とくに上半分はすぐくぼむため、下半分し集中するのがコツです。逆に膝上部、とくに膝の近くは、臀部下部のような繊維質の脂肪のため、凹凸の原因になりやすいため、あまり吸引しない方が得策です。
ミニライポ(ひざよこ・上)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
膝周りはそんなにいっぱい吸引できるところではなく、頑張り過ぎると、不均一性の原因となるので広く薄くという感覚になります。ホホのミニライポのような感じで、20㏄前後とれれば効果がわかります。吸引孔は吸引範囲の上部につくります。
一晩の包帯圧迫後、市販の膝用サポーターかまたはフィットしたショーツなどで数か月圧迫すると自然な仕上がりが得られます。膝よこのはれや内出血は目立つこともありますが、小範囲のため引くのも早く、1-2週間で目立つ腫れは取れることが多いです。1週間後に抜糸です。
ふくらはぎ
ふくらはぎの膨らみには筋肉による要素も大いに影響しているため、主に脂肪によるものなのか、筋肉によるものなのか、見極める必要があり、手術の適応があるかどうかを判断しないといけません。つま先立ちしてもらって、ふくらはぎのくびれがそんなに強調されなければ脂肪によるものであるとわかり、ミニライポの対象となります。かなりくびれが強調されれば、筋肉が発達していることがわかり、ボトックス療法などを考えて、治療をしなければなりません。または混合で行う必要がある場合もあります。
ミニライポ(ふくらはぎ)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
膝裏に2ヶ所ほどの小さな孔をつくり、ここからふくらはぎのミニライポを行います。中くらいの3mmの吸引管を使います。もともと深層脂肪がすごく少ないため、広く薄く吸引をし、やはり二の腕ほどの脂肪量はなく、普通体型で両側200cc前後くらいとれれば、引き締め効果は期待できます。
一晩の包帯圧迫後、数か月のむくみ用ロングソックスなどで圧迫し、ふくらはぎのようにもともと脂肪量のない部分は効果がわかるのは3か月以降になることが多いです。内出血は普通に少なく1-2週間で落ち着くことが多いですが、むくみやすい足は数か月むくんでいる場合もあります。その分だけ効果がわかるのも遅くなることがよくあります。翌日から簡単なシャワーは可能で、1週間後に抜糸です。
足首
足首はふくらはぎより狭いですが、ミニライポの効果はふくらはぎのそれよりも抜群です。なぜなら、その効き目の見せ場があるからです。一番大きいのはアキレス腱の両側をいかにくぼませられるかですね。逆に言えばもともとくぼんでいるケースはあまり効果がなく、この処置の適応になりにくい足首となります。くぼみを作れば作るほど褒められる処置のため、脂肪吸引において、一番のタブーなことをここでやっていいわけですから、手術者にとって楽しいです。
ミニライポ(足首)前後
副作用・リスク:はれや痛みは1週間,
内出血の場合2週間前後あり
もう一つの見せ場は足首とふくらはぎの間の吸引となります。ここはだいたい足首吸引又はミニライポの範囲として扱うことが多いので、足首上部と言いましょうか、ここの脂肪付きは筋肉がメインのふくらはぎよりはよく、よく吸引できる部分となります。もちろん効果にも見えてくる場所です。
足首のくぼみの一番下に約4mmの小さな吸引孔をつくり、上腕吸引と同じ3mmほどの吸引管を使って、上部に向かって吸引する具合になります。
一晩の包帯圧迫後、数か月はきつめのサポーターやむくみ用の靴下で圧迫しますが、できるかぎりアキレス腱よこから足首上部までフォームかまたはガーゼの塊などを詰めて、くぼみ出現の効果のためです。足首は身体の一番下にあるため、むくみやすく、とくにむくみやすい体質だと効果がわかるまで時間がかかる場合が多いです。
処置中の出血はほとんどないですが、もし出血が目立つ場合でも術後の内出血はそんなにひどくはなく、1~2週間で軽快することが多いです。
翌日から簡単なシャワーは可能で、1週間後に抜糸です。
処置費用
|
|
税抜 |
税込 |
ミニライポ |
ホホ両側 |
150000円 |
165000円 |
|
下ホホタルミミニ・ミニライポ |
100000円 |
110000円 |
|
バッカルファット除去 |
200000円 |
220000円 |
|
アゴ下ミニ・ミニライポ |
100000円 |
110000円 |
|
アゴ下+首 |
200000円 |
220000円 |
|
二の腕両側 |
200000円 |
220000円 |
|
ワキまわり両側 |
150000円 |
165000円 |
|
バストよこ両側 |
150000円 |
165000円 |
|
バスト両側 |
200000円 |
220000円 |
|
ブラ下両側 |
150000円 |
165000円 |
|
下腹一部 |
200000円 |
220000円 |
|
上腹一部 |
150000円 |
165000円 |
|
ウェスト両側一部 |
200000円 |
220000円 |
|
陰部 |
150000円 |
165000円 |
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臀部両側 |
150000円 |
165000円 |
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大腿内側一部両側 |
200000円 |
220000円 |
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大腿外側一部両側 |
200000円 |
220000円 |
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大腿前面両側 |
150000円 |
165000円 |
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膝よこ&上両側 |
100000円 |
110000円 |
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ふくらはぎ両側 |
150000円 |
165000円 |
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足首両側 |
150000円 |
165000円 |
BMI(Body Mass Index) 28以上 +50000円(税込55000円)
全身麻酔代 50000円(税込55000円)
フルの皮切りは脂肪吸引をした上で主に下腹部の余分皮膚を切除します。上腹部の脂肪吸引はほとんどの例で必要となり、ウェストのフル吸引も必要な場合が多く、脂肪吸引は一緒に行った方がさらに効果の実感が得られやすいです。
フル腹壁形成前後
副作用・リスク:はれや痛みは(特に皮切部)1~2週間あり,必ず内出血は2~3週間前後あり
臍部の移動も必要となるためビキニラインのレベルでヒップからヒップへの切開と臍まわりの切開が必要となります。
深層脂肪と腹筋筋膜の間で剝離をし、腹直筋も緩みが見られる場合は縫合し中央へ引き寄せ、筋肉レベルでも引き締めを確実にするようにします。下腹部中央のほとんどの皮膚を切除した上で、皮膚の上端と下端を縫合し皮膚レベルでの引き締めを行います。
皮膚切開層からドレーンを通してしっかりと微出血と浸出液が排出されるようにし、1週間ほど包帯圧迫したあと、数か月ほどボディスーツなどで圧迫すると、理想的なタイトでスリムな腹部が得られます。抜糸は1~2週間で行います。はれや内出血はは2~3週間までかかる場合もあります。
過剰な皮膚のタルミがあまりないが、でも引き締めが必要な場合に行うのがミニ皮切りです。主に下腹部、二の腕、そして大腿部に行われます。
下腹部ミニ皮切り
下腹部の場合、ミニ皮切りは下腹部の皮膚のみを引っ張るためで、ビキニライン上のみの切開(フル皮切りの半分くらい)をし、臍近くまで皮膚を剝離し、中央では皮膚弁の半分近くまで切除した、縫合し閉めます。
ミニ皮切り(下腹)前後
副作用・リスク:はれや痛みは(特に皮切部)1~2週間あり,必ず内出血は1~2週間前後あり
フルの皮切りより侵襲少ないため、痛みも少なく、回復も脂肪吸引並みに早いです。しかし、やはり腫れの管理などでドレーンが必要で、抜糸も2週間までかかる場合があります。
ミニ皮切り(下腹)前後
副作用・リスク:はれや痛みは(特に皮切部)1~2週間あり,必ず内出血は1~2週間前後あり
包帯圧迫は数日で済み、3-4日後よりボディスーツなど圧迫は大丈夫となり、シャワー等もドレーンがとれる数日後ころから可能となります。
二の腕(上腕)ミニ皮切り
上腕の皮切りの希望者は比較的多いです。とくに中年以降のケースはやはり脂肪吸引のみでは限界があり、皮膚を引き締めないといけない場合が多いことが現実です。もちろんタルミがあっても、脂肪吸引だけでも満足する場合も多いです。
ミニ皮切り(二の腕)前後
副作用・リスク:はれや痛みは(特に皮切部)1~2週間あり,必ず内出血は1~2週間前後あり
腕を普通に下した状態で、ちょうど体にあたる内側に切開を形成するため目立ちにくく、赤みが続くこともありますが、徐々に目立たなくなります。
包帯圧迫が数日続くことと、腫れを出すためのドレーンの管理が数日あること以外はほとんど、二の腕の脂肪吸引と同様の経過となります。1週間後に抜糸があり、数か月の専用のサポーターでの圧迫があります。
大腿内側ミニ皮切り
太ももの皮切りは腕と違って傷跡が目立ちやすいため、希望者は少ないです。というのも、大腿部は脂肪吸引で間に合うことが多く、極端にたるむケースが少ないからです。
大腿部皮切りの経過はほとんど上腕の皮切りの経過と同様になります。
処置費用
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税抜 |
税込 |
腹壁形成(腹部皮切り) |
フル |
600000円 |
660000円 |
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フル+腰部脂肪吸引 |
900000円 |
990000円 |
ミニ皮切り |
下腹部 |
400000円 |
440000円 |
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+上腹部吸引 |
650000円 |
715000円 |
|
+腰部吸引 |
700000円 |
770000円 |
|
+上腹部+腰部吸引 |
850000円 |
935000円 |
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上腕 |
400000円 |
440000円 |
|
+ワキ下ミニライポ |
450000円 |
495000円 |
|
大腿内側 |
450000円 |
495000円 |
全身麻酔代 50000円(税込55000円)
デオキシコール酸とは、肝臓で作られる胆汁酸成分の一つで、脂肪溶解作用があることがわかり、近年、脂肪溶解注射法(メソセラピー)のなかで最も有効性が認められる成分として証明され、応用されています。脂肪細胞の溶解及び分解に関す
る有効性が米国食品医薬品局(FDA)によって確認済みであり、承認を受けた成分です。デオキシコール酸の製品名はいろいろで、その含有量もそれぞれ違います:
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製品名 |
Fat Burn |
チンセラプラス |
デオリポ(カベリン) |
カイベラ |
デオキシコール酸濃度 |
1% |
0.8% |
05% |
1% |
効果 |
◎ |
◎ |
〇 |
◎ |
痛み・はれ |
少ない |
少ない |
ほとんどない |
あり |
治療頻度 |
1回/1~2週
3~4回 |
1回/4週
2~6回 |
毎週
6回以上 |
1回/4週
2~6回 |
Fat Burn
Fat Burnは脂肪溶解注射剤の中で最新の注入剤となっていて、デオキシコール酸含量は1%で、米国で認可のKybellaと同濃度ですが、痛みや晴れといった副作用は比較的軽度です。
デオキシコール酸以外に、当脂肪溶解剤は6つほどの脂肪溶解成分が含まれていて、酸による強い痛みや晴れを抑える効能も期待できます。
Fat Burn注入(アゴ下・アゴライン)前後
副作用・リスク:むくみや経度痛は数日間、
まれに内出血の場合1週間弱あり
注入量としては1㎠あたり0.2cc前後を要するので、
5×5㎠において約
3~4㏄、
アゴ下の狭い範囲相当の量です。広い二重アゴの範囲だと、4㏄以上必要となります。
チンセラプラス
チンセラプラスは比較的高い0.8%という濃度のデオキシコール酸を含まれております。
高濃度ですが、注入後の痛みや腫れは少なく、副作用は起こしにくいため、アゴ下だけでなく身体の他部位にも使用可能な溶解剤です。
チンセラプラス注入(アゴ下)前後
副作用・リスク:むくみや経度痛は数日間、
まれに内出血の場合1週間弱あり
注入量としては1㎠あたり0.2cc前後を要するので、
5×5㎠において約
2㏄以上、
アゴ下の狭い範囲相当の量です。広い二重アゴの範囲だと、4㏄以上必要となります。
デオリポ(カベリン)
デオリポ(又は
カベリン)という製品はややひかえめな0.5%というデオキシコール酸濃度からなっています
脂肪溶解や分解成分として使用されているL-カルニチンやアーティチョークエキスも一緒に配合されています。
実際の注入量は上記のチンセラプラスに準じて行われますが、もう少し頻繫に、1週間に一回注入可能です。6回ほどまで注入します。
BNLS neo
植物から抽出した成分の脂肪溶解注射です。顔の輪郭形成やボディの引き締めにつかわれます。1-6回ほどの処置で効果がわかります。ボデイはもちろん、図で示すような顔の部分に効果的です。
BNLS注入(鼻)前後
副作用・リスク:むくみや経度痛は数日間、
まれに内出血の場合1週間弱あり
BNLS注入(ホホ)前後
副作用・リスク:むくみや経度痛は数日間、
まれに内出血の場合1週間弱あり
カイベラ
カイベラは元祖デオキシコール酸ブランドであり、含有量が1.0%となっています。
高濃度のため注入後の痛みと腫れを伴う上、神経障害や皮膚壊死を起こすことがあるため、日本ではとり扱いのない状態となっています。
処置費用(税抜)
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税抜 |
税込 |
Fat Burn |
1cc |
15000円 |
16500円 |
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10㏄ |
100000円 |
110000円 |
チンセラプラス |
1cc |
12000円 |
13200円 |
|
8cc |
80000円 |
88000円 |
|
6回セット |
1回無料 |
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デオリポ(カベリン) |
1cc |
10000円 |
11000円 |
|
8cc |
50000円 |
55000円 |
|
6回セット |
1回無料 |
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ダイエット対策として、また脂肪吸引などで対処しきれない内臓脂肪などの減量を助けるため使われる手段です。脂肪吸引などの脂肪除去法と併用するとさらに効果が出しやすいでしょう。食欲抑制剤と脂肪吸収抑制剤の2種類ありますが、簡便さのため前者が減量薬としてよく使われることが多いです。
GLP-1製剤(オゼンピック)
オゼンピックというブランドで知られる食欲抑制剤で、GLP-1(グルカゴン様ペプチド)という製剤からなっており、
セマグルチドとも呼ばれる2型糖尿病の治療薬として使われています。グルカゴンというホルモンと同様の働きをし、膵臓からのインスリンの分泌を促すことで糖の代謝を促進させる効果があると同時に、体重を強力に下げる作用もあることがわかっています。個人差はありますが、またいろんなデータも出回っている中、その中でも一番よく引用されている調査結果が1年以上の使用で、2000人弱対象で、平均15%の体重減少は見られた、とのことです。注意すべきことは、数週間で急激に減っていくのでなく、だいたい月単位で数㎏減るという感覚で取られたほうが無難でしょう。
GLP-1製剤には
注射薬と
内服薬があります:
注射薬は
オゼンピックがまさにその製品名で、週1回の投与でよく、効果的に体重を下げる力があって、いつでも好きな日にちや時間に注入可能となっています。初期投与量は0.25mgとなっていて、月単位で同じかまたは効き目に応じて倍の投与量に増やすことができ、長期的に使用することが可能です。皮下注射となっていて、部位は腹部や大腿部などの広い体面で行うことがおすすめです。
内服薬は
リベルサスが製品名となっていて、注射が苦手な場合に使用され、最少用量が3mg、次が7mg、そして14mg、と効果に応じて数週間また月単位で増量し、1日1回投与、空腹の起床時がおすすめの服用時間です。
効果としては、セマグルチドは今のところ一番効果的な減量薬となっていて、数々のセマグルチドの中でも、オゼンピックが最も効果があると言われ、その反面、いろんな副作用の出現もあることは注意に値する事実です。
使用禁忌となるケースは当薬にアレルギーのある方や妊娠中・授乳中の方です。またマウスの実験において、まれに膵臓癌や特殊型の甲状腺癌が出現したことから、家族歴で膵臓癌や甲状腺癌がある場合、当製剤の使用は控えたほうがよいでしょう。
副作用として消化器症状が一番多く、吐き気・嘔吐、便秘や下痢、腹痛・胃もたれなどがみられますが、数日で慣れてまたは消退することが多く、それでも治まらない場合の対応としては、食事を少量ずつ回数を多めで消化しやすいかゆやクラッカーなどを摂取することで遅い消化に合わせ、食欲がなくてもある程度少量の食事摂取に努めることが助けとなることが多いです。頭痛やめまいなどの神経症もみられ、脱力感、倦怠感などの不定愁訴などもみられます。
当治療法は医薬品医療機器等法では糖尿病薬として承認されていますが、減量薬としての使用は承認されていません。欧米においては、糖尿病薬又は減量薬として承認されています。当院医師の判断のもとで診療が行われます。
GIP/GLP-1受容体作動薬(マンジャロ))
マンジャロという食欲抑制剤はGIP(グルコース依存性インスリン分泌刺激ポリペプチド)とGLP-1(グルカゴン様ペプチド)という2ホルモンの受容体に作用する製剤からなっており、
チルゼパチドとも呼ばれる2型糖尿病の治療薬です。二つの受容体に単一分子として作用する世界初のGIP/GLP-1受容体作動薬となっており、いずれの受容体もインスリン分泌促進作用を要するものです。糖の代謝を促進させる効果があると同時に、GIPとGLP-1作用の二重作用で体重を強力に下げる効果が期待されています。いろんなデータのなかから、体重減少が多くて22%の体重減少が認められたことが報告されています。
マンジャロは注射薬となっていて、週1回の投与です。初期投与量は2.5mgで、1~2か月後に5mg/週に増量しこれを維持量とします。その後、効果不十分の場合、数か月の間隔で2.5mgずつ増量し、最大15㎎/週とします。長期的に使用することが可能で、皮下注射となっていて、部位は腹部や大腿部などの広い体面で行うことがおすすめです。
効果としては、セマグルチドよりは効果的と思われますが、いろんな副作用の出現もあることは注意に値する事実です。
使用禁忌例や副作用等はセマグルチドと同様となります:
使用禁忌となるケースは当薬にアレルギーのある方や妊娠中・授乳中の方です。またマウスの実験において、まれに膵臓癌や特殊型の甲状腺癌が出現したことから、家族歴で膵臓癌や甲状腺癌がある場合、当製剤の使用は控えた方がよいでしょう。
副作用として消化器症状が一番多く、吐き気・嘔吐、便秘や下痢、腹痛・胃もたれなどがみられますが、数日で慣れてまたは消退することが多く、それでも治まらない場合の対応としては、食事を少量ずつ回数を多めで消化しやすいかゆやクラッカーなどを摂取することで遅い消化に合わせ、食欲がなくてもある程度少量の食事摂取に努めることが助けとなることが多いです。頭痛やめまいなどの神経症もみられ、脱力感、倦怠感などの不定愁訴などもみられます。
当治療法は医薬品医療機器等法では糖尿病薬として承認されていますが、減量薬としての使用は承認されていません。欧米においては、糖尿病薬又は減量薬として承認されています。当院医師の判断のもとで診療が行われます。
処置費用
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税抜 |
税込 |
オゼンピック注射薬 |
2mg |
40000円 |
44000円 |
リベルサス内服薬 |
3mg30日分 |
20000円 |
22000円 |
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7mg30日分 |
30000円 |
33000円 |
|
14mg30日分 |
50000円 |
55000円 |
マンジャロ注射薬 |
2.5mg×4 |
50000円 |
55000円 |
|
5mg×4 |
65000円 |
71500円 |
|
7.5mg×4 |
80000円 |
88000円 |
|
10mg×4 |
90000円 |
99000円 |
|
12.5mg×4 |
100000円 |
110000円 |
|
15mg×4 |
110000円 |
121000円 |
マジンドール(サノレックス)
マジンドール(サノレックス)0.5mgという食欲中枢に作用する成分からなっており、食欲を抑えることと代謝を亢進させる効果があります。まずは1日一回昼食前から始める投薬治療となります。
使用禁忌となるケースは当薬にアレルギーのある方や妊娠中の方です。また重度な心疾患・膵臓病・腎臓病・肝臓病・脳疾患・高血圧などの方も禁忌となっています。MAO阻害薬系のうつ薬剤やアルコールなどとの併用も禁忌です。
副作用として脱水症状、便秘、嘔気嘔吐、不眠、頭痛、脱力感、めまいなどの不定愁訴などがまれにみられることがあります。
処置費用
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税抜 |
税込 |
サノレックス |
1T |
800円 |
880円 |
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Liposonixとは
皮下脂肪組織を溶解する低侵襲高密度焦点式超音波(HIFU)システムです。
破壊された脂肪はマクロファージとよばれる異物を食べてくれる貪食細胞が
取り込んでくれたり、肝臓で処理されることによって体からなくなっていきます。
超音波は深部1.5cmあたりで集中的に作用しますので、それより1.0cmの皮下脂肪があればよいです。
治療効果と治療回数は人によって異なりますが、臨床試験では、1度のライポソニックス治療後に平均でズボンやドレスの1サイズ分(1インチ=約2.6
cm)ウェストサイズが減少することが確認されています。治療をしてから3週間目くらいから目に見えて減り始め、2か月程度で落ち着きます。
3か月たっても減る人もいます。個人差がありますので、あくまでも目安です。多くの人は8~12週間後に最大効果が現れます。これは身体が脂肪組織を自然に処理および排出する期間です。超音波を当てた脂肪細胞は破壊されますが、その周囲の脂肪細胞は残っているため、将来成長する可能性があります。治療の結果を維持するための一番の方法は、健康的なライフスタイルを維持することです。
不快感、痛み、冷たさ、ちくちくする感じ、温かさを感じることがあります。
治療禁忌:
皮下脂肪が2.5cm未満の場合、
妊婦、妊娠の可能性がある方
施術部位にヘルニア、傷、感染症がある方
顔など大事な器官がある部位
治療範囲:
1エリアがハンドピースの大きさとなっていて、4.5cm×4.5cmの範囲です。治療したい部分がこのエリアの何個分になるかとなります。
各部のエリア(4.5cm×4.5cm)の目安: 腹部 6~15エリア ウェスト片側 2~3エリア
太もも内片側 3~6エリア 太もも外片側 3~6エリア
でん部片側 3~6エリア 二の腕片側 2~4エリア
処置費用
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ライポソニックス |
1エリア 4.5×4.5cm2 |
40000円 |
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